大工の「手刻み」で地蔵堂改築しました。
皆様こんにちは(^-^)
今回は茨木市泉原の住民の方たちのご依頼で、
地蔵堂の改築をおこないました!!
屋根はそのまま残し、柱、壁、基礎を組みなおし、「手刻み」で地蔵堂を改築しました。
伝統工法の「社寺建築」などは、
「手刻み」でないと実現できません。
「手刻み」とはなんなのか、簡単に説明したいと思います!!
「手刻み」って何?
在来工法では梁や桁、柱などそれぞれの材の接合部に「継ぎ手」や「仕口」という凹凸加工をほどこし、
それを立体パズルのように組み上げ、家の骨組みをつくります。
昔ながらの伝統技術を受け継いだ大工は、用途によって木材を選別したり、捩れや曲がり、歪みを調整する技術を持っています。
一本一本の材料に墨を付け、ノコギリや鑿(のみ)を使って手作業で加工を行う工程が「手刻み」と呼ばれます。
伝統技術を習得した大工だけができる技
大工は製材所から届いた木材を並べ、どこの場所にどの向きで使うのか決めていきます。
それぞれの材がもつ特性を活かして、次のようなことに気を配りながら適材適所に番付をしていきます。
このような材の判別や気配りは、機械にはできないことです。
それぞれの材がもつ特性を活かして、より強度を持たせたり、より美しく見せるための気配りは、家が完成してしまうとなかなか確認することはできませんが、とても重要なこと。
日本の土地に適した、強固で柔軟な構造を実現できる
大工は現場の状況に合わせて、一つ一つの材に正確な調整をしていきます。
1ミリの狂いも許されない繊細さで加工された材は、大きな木づちで何度も叩いて組み上げられ、金物なしでもビクともしません。
手刻みでないと実現できない工法もたくさんある
伝統工法の「渡り顎工法」「石場建て工法」「書院造り」「社寺建築」などは、手刻みでないと実現できません。
職人の確かな技術で家づくりを行ってきました。
山川工務店は創業70年以上。
職人の確かな技術で家づくりを行ってきました。
そのルーツは宮大工。神社・仏閣などの建築に携わる、木材加工に関する豊富な知識と優れた技術がなければ出来ない仕事です。
宮大工で培った「手刻み」の技術で、手間隙を惜しまず板一枚、柱一本にまで「刻む」ことが大切だと考えています。
記念品までありがとうございます。
改築記念に施工主様からこちらの記念品をいただきました。
山川工務店ではプレカット工法はもちろん、
宮大工による「手刻み」もできます。
お客様のご要望にあわせて、対応していきます(^^)/
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